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2015.12.13 Sunday

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    Cruesの冊子(2)

    2014.08.28 Thursday

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      義理の姉が帰国し、以前ブログに書いたCruesの冊子を送ってくれました。
      Cruse冊子
      上段左:After the death of someone very close (とても親しい人を亡くした後で)
      £2.50(約473円)
      紫色を基調にした落ち着いた雰囲気の全12ページの冊子です。

      上段右:When someone you love dies (愛する人を亡くした時に)
      £2.75(約430円)
      ワニのイラストがかわいいフルカラーの小さな冊子です。

      この2冊の表紙をめくるとこんな感じ。
      Cruse冊子2
      ワニの冊子には、写真を貼るための両面テープもついています。

      思ったより薄くて割高に感じます。
      おそらく組織運営のための寄付も含まれているのでしょう。

      冊子は下段の茶色の封筒で届き、寄付を呼びかけるリーフレットと、
      名刺サイズの連絡先カードがついていました。
      Cruseカード
      このカードには「私たちは愛する方を亡くしたあなたをサポートします。
      亡くなった時期や死因にかかわらず」というメッセージが書いてあります。
      このカードは耐久性の高そうな加工がしてあり、遺族の方が保管するのに適したカードになっています。
      冷蔵庫にでも貼っておいてもらえたらいつか役に立つ時がくるのではないでしょうか。


      また、義姉はデパートの文具売り場でシンパシーカードも見つけ買ってきてくださいました。
      シンパシーカード(英国)
      シンパシーカード英国版は、中身も確認し別途ご報告いたします。
      しばしお待ちください。

      シンパシーカード(英国)習慣

      2014.08.14 Thursday

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        イギリスに滞在中の義姉が、イギリスのシンパシーカードについて調査し、
        教えてくれました。

        調査相手は、「リバーズダウン」という滞在型の語学研修学校を運営するキャロラインさん。
        今までのアメリカフランスでの調査と異なり、一般市民の方からの情報です。
        ------------------------------------------------------------
        <英国のシンパシーカードとお悔やみの習慣について>

        自分の親しい人の身内が亡くなったら、訃報を聞き次第すぐにその親しい人に宛てて
        シンパシーカードを送る。

        亡くなった人のことをよく知らなければ一般的な文言を書く。
        知っている人なら、なるべくその人についていろいろ書く。
        (どんなすばらしい人だったとか、自分とその人とのエピソードなど)

        シンパシーカードは、シンパシーカードとして売られているものを使うことも多い。
        そうではない一般的なカードを使うこともよくある。
        (もちろん、絵柄はふさわしいものを選ぶ)

        シンパシーカード以外の贈り物はあまりしない。
        花をお葬式に贈ることはある。
        故人がサポートしていた慈善団体等があり、遺族がそれを望めば、
        花を送るかわりにその団体に寄付することはよくある。
        ------------------------------------------------------------
        だそうです。シンパシーカードは私の想像よりずっと定着している習慣のようです。

        また「亡くなった方を知っていたら、なるべくその人について書く」
        という習慣は、遺族にとってグリーフケアの助けになると感じました。

        死別直後の遺族にとって「大切な家族に関する話題がタブーになってしまった」
        「もう故人についての新しい思い出が作れない」と感じることはショックなことです。

        けれどこうしてカードを通じて「自分が知らなかった故人のエピソード」を
        教えていただけることは
        「まだまだ私は大切な家族について新しく知ることができる」と感じることができ、
        「死んでしまっても、思い出までは奪われない」という力強い発見をする手がかりになります。

        Crues(イギリスの国家的なグリーフケア組織)のガイドライン
        遺族の方へ -自分を助ける方法-(Cruse Bereavement CareのHPから)
        周囲の方へ -遺族の方を助ける方法-(Cruse Bereavement CareのHPから)
        でも「故人について話すこと」が推奨されています。
        おそらく理にかなった方法なのでしょう。


        碧香堂は、日本でも「訃報を聞いたらお悔やみのカードを贈る」という習慣を提唱したいと考えています。

        現在は、第一弾として、アンナ・グリフィンのグリーティングカードの取り扱い
        を行っています。
        今後は、「お悔やみカードに書くべき言葉のヒント集」のようなものも
        提供できればと考えています。



        ご参考:リバーズダウン(日本語案内)
        http://www.crossculture.com/UserFiles/File/Riversdown-House-Brochure-Japanese-Nihongo-2013.pdf
        リバーズダウンハウスは英国ハンプシャーにある滞在型の学研修センター。日本人の受け入れも行っています。






        Cruseの冊子

        2014.08.08 Friday

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          以前、このブログで紹介したイギリスの国家的グリーフケア組織Cruse。
          http://www.cruse.org.uk/home

          Cruesはサイト上で様々なグリーフケアに関する情報を発信し、
          リーフレット的なものもダウンロードできるようになっています。
          そして同時に、冊子の販売も行っています。

          冊子はどれも厚すぎず薄すぎず。
          インターネットに接続する意欲もない遺族の方へ
          これらの冊子を贈るのは実質的で思いやりにあふれた方法に思えます。

          お花やタオルなどのちょっとしたギフトに添えるのにもぴったり。
          これぞグリーフケアギフト、なのではないでしょうか。

          私は、以前から、ぜひその冊子を手に取ってみたいと考えていました。

          しかしこれらの冊子の配送先はイギリス国内に限られる様子。
          パリの見本市に出かけた際、イギリスにも立ち寄って入手を試みようかと考えましたが、
          日程や費用の関係で断念してしまいました。

          それにイギリスの郵便配達事情が分かりません。
          短期の滞在だと受け取れない可能性も高いです。
          どうしたものか・・・と思ったまま半年が経過。

          しかし、なんとこの夏、夫の姉がイギリスに1か月ほど滞在しているという知らせを聞きました。
          思い切ってメールで「もしお時間に余裕があれば、このサイトのこの冊子を買ってきて
          いただけないでしょうか」とお願い。
          すると、「お安い御用です。お土産何がいいかなーと迷っていたので喜んで手配いたします」
          と快く承諾してくださいました。

          お姉様、ありがとうございます!!
          (ずうずうしい弟嫁ですみません。)

          Cruseの何冊もある冊子の中から、普遍的でベストセラーの2冊を厳選してお願いしました。
          手元に届きましたら、またお知らせしたいと思います。


          しばらく英語から遠ざかっていた私ですが、
          久しぶりに翻訳作業を頑張らねば!と今からはりきっています。


          よつばのクローバーCruse Bereavement CareのHPのグリーフケア情報を紹介した当ブログの過去記事よつばのクローバー
          ■遺族の方へ -自分を助ける方法 http://blog.griefcaregift.com/?day=20131204
          ■周囲の方へ -遺族の方を助ける方法 http://blog.griefcaregift.com/?day=20131207
          ■遺族の方へ-年末年始の過ごし方 http://blog.griefcaregift.com/?day=20131218
          ■子供との死別 http://blog.griefcaregift.com/?day=20131220


          記念日反応-7回目の私の場合

          2014.05.21 Wednesday

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            苦手な季節がようやく終わりました。

            3月下旬の息子の誕生日にはじまり、
            その約1か月後の命日。
            そして、子供の日、母の日と続くこの約1か月間。

            私にとっては、記念日反応と戦う季節です。

            ここ数年は、あらかじめ「この季節は何かやってしまうから気を付けなければ」と
            身構えるようになりました。

            心理カウンセラーの先生によると、
            「自分で心構えができるようになったことは、一歩前進した証拠」
            なのだそうです。

            だからといって無事では済まないのが、記念日反応のやっかいなところ。
            十分気を付けていたつもりの私ですが、今年も散々な目にあってしまいました。


            4月上旬の夕方。
            ぼーっとする頭と疲れた体を引きづるようにして夕食の下ごしらえをしていた時。
            じゃがいもの皮をピーラーでむいていたのですが、手が滑り、
            指まで削ってしまいました。

            傷口を洗い、修復機能のあるバンドエイドを貼っておいたのですが、
            翌朝見たら血の塊のようなものが出来ている。
            「これはヤバいかも」と判断し、近所の外科に行くことにしました。

            玄関を出てすぐ目に飛び込んできたの入学式帰りの小学生親子。

            指よりも、胸がずきんと痛みました。

            私は、小学校の入学式に思い入れがあります。
            息子の病気が分かって緊急入院した後、応急処置的な治療がひと段落し、
            「今すぐに死ぬ可能性は回避できました」と言われ、
            数か月ぶりに病院の外に出たのが、ちょうど桜の季節。

            「世の中いつの間にか春になっている」と思いながら歩道を歩いていると、
            一組の親子が目に入りました。

            私より少し年上の、地味だけれど上品でやさしそうなお母さんと、
            黒いランドセルを背負った男の子。
            二人は胸にリボンを付けて、仲良く嬉しそうに桜の木の前を歩いていました。

            数か月間、全てを諦めて病院に閉じこもっていた私には、
            その姿が眩しくて、つい夢を見てしまいました。

            ひょっとしたら、息子と私も、小学校の入学式に行けるようになるのかもしれないと。

            思えば、出産を終え産院から退院させる時にも桜が咲いていました。
            そして突然亡くなる数日前に、お散歩に行った時も2人で桜を眺めました。

            そんなことが次々と思い出されましたが、それ以上考えないよう自分をコントロールし、
            心をまっさらにして外科までの道のりを歩きました。
            (ここ数年で身に付けた技です。)

            ぼんやりしたまま受付を済ませ、診察していただたのですが、
            私のカルテに目を通した先生は「毎年4月に来られていますね」と指摘しました。

            カルテを見せていただくと、昨年は同じ時期に火傷をして駆け込み、
            一昨年は命日にアボガドと同時に指を切り駆け込んでいました。

            思わぬ私的に動揺し、
            「ああ、ここ数年は心にでなく体に傷を負っていたのだなぁ」
            と思いながら考えました。
            この先生に、どこまで自分の事情を開示すべきかを。

            頭に浮かんだままの言葉をいう訳にはいきません。
            「この季節は息子が死んだ季節で、記念日反応なんですよー」
            等と言ったら相手は困ってしまいます。
            そして困った人と言うのは「何かを言わなければ」と思うあまり
            配慮のない言葉をひねりだしてしまう可能性が高いのです。

            かといって何も言わないと、「家事が年に一度下手になる主婦」となり、
            不審に思われてしまいます。
            そして人と言うのは一旦不審に思うと、掘り下げるような質問をするものなのです。

            私は一言だけ言うことにしました。
            「4月はどうも苦手な季節で」と。

            先生はそれ以上聞かず、丁寧に処置をしてくださいました。

            そして翌日、発熱。
            薬を飲むのもおっくうで、1日中熱にうなされていました。

            翌々日。
            外科に経過を見せに行くと、経過は良好とのこと。
            「その後お変わりはありませんか?」と聞かれたので
            「高熱が出ました。傷のせいではないとは思いますが」
            とつぶやきました。すると先生は、
            「傷の状態は良好ですから、その可能性はありません。
            風邪もお薬も出しておきますよ」
            とおっしゃってくださいました。

            そしてさらに
            「しっかり食事をとってくださいね。
            傷の回復にはビタミンAが必要ですし、風邪の回復にはお野菜が必要です。
            今夜は牡蠣鍋にするとよいと思います。体も温まりますし」
            と夕食の献立までアドバイスしてくださいました。

            食欲のなかった私ですが、その親切に後押しされるように、
            スーパーへと向かいました。

            あいにく牡蠣の季節は終わってしまったようで入手できませんでしたが、
            心が温かくなり、夕食を作る気力が湧きました。
            そしてそれから2晩で回復することができました。


            怪我をしてしまった当初は
            「気を付けていたのに、やってしまった」と落ち込みましたが、
            私も少しは対処方法が身についてきたかもしれない、
            と思えた7回目の春でした。






            記念日反応

            2014.03.24 Monday

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              故人の命日や誕生日が近づくと、不思議と体調が悪くなる。
              そんな遺族の方は多いのではないでしょうか?

              これは臨床心理学の世界ではよく知られた現象で
              「記念日反応」という名前がついています。

              病気による死別の方の場合は、病名が判明した日や入院した日、
              骨髄移植の日や手術の日が近づくとダメだという方も多いようです。


              実は今現在、私はこの反応の真っ盛り。
              元々あまり記念日を意識しない性分なのに、
              この季節になると決まって体調が悪くなってしまいます。

              「なんだか最近体調がすぐれない。頭がぼーっとするな」と思っていると、
              息子の命日が近いことに気が付く。
              そして「ああ、そうか」と無力感に襲われる。
              そんなことをこの数年繰り返しています。

              普段は頑張って活動をしている私ですが、この季節はだめです。
              疲れやすく、頭に霧のかかったようなぼんやりとした状態になります。
              心身共に調子を崩しやすいですし、判断力にも自信がないので大きな決断はできません。
              お勤めをしている時は、この季節に職場で同僚や取引先の方とのお子さんの話題に
              参加するのが辛かったです。


              この現象は死別直後にはありませんでした。

              当時は、常に息子のことを思い、出来事を反芻し、
              様々なことを悔やみ、嘆くというせわしない心理状態でした。
              仕事をしていても遊んでいても、ちょっとしたことで息子のことを思い出し
              あの時ああしていれば、と後悔の渦に巻き込まれていました。


              ですので、当時の状態に比べると、近年の記念日反応は、辛いとはいえ穏やか。
              「記念日反応」は過敏な反応を防ぐ防御反応のひとつなのかもしれないと思っています。


              記念日反応と上手く付き合えるようになったら
              遺族スキルも上級かもしれません。

              私はもう少し修業が必要なよう。
              「無理しない」「焦らない」と自分に言い聞かせ、今年もじっとこの季節をやり過ごします。